針ノ木岳(はりのきたけ)2821m 蓮華岳(れんげたけ)2800m
赤沢岳(あかさわたけ)2678m 鳴沢岳(なるさわたけ)2641m
スバリ岳(すばりたけ)2752m 岩小屋沢岳(いわこやさわたけ)2630
登った日 平成20年7月28(月)・29(火)・30(水)    曇・晴                          単独
登り口 長野県  大町市  扇沢
道順 豊橋ー飯田山本IC−豊科ICー扇沢     
登り時間 爺ケ岳登山口−(15分)ー扇沢登山口ー(1時間)−大沢小屋−(50分)ー雪渓下ー(1時間50分)ー雪渓上ー(1時間20分)ー針ノ木小屋(泊)ー(1時間10分)−蓮華岳ー(50分)−針ノ木小屋ー(1時間10分)−針ノ木岳ー(1時間)−スバリ岳ー(2時間20分)−赤沢岳ー(1時間10分)−鳴沢岳ー(40分)−新越山荘ー(1時間10分)−岩小屋沢岳ー(1時間30分)−種池山荘(泊)−(2時間30分)−爺ケ岳登山口
  針ノ木岳: 6時間25分、   蓮華岳: 6時間25分、  赤沢岳: 9時間50分、  鳴沢岳: 11時間
頂上 南アルプス、北アルプス、富士山、八ヶ岳
地図

 3:30に家を出ました。飯田のあたりで空が暗くなり始め、豊科ICを出たところで稲妻と雷鳴がとどろく土砂降りの雨となりました。道の駅に車を止め、雨の様子を見ました。行こうか止めようか迷いましたが、小降りになってきたので扇沢の登山口近くまでとにかく行きました。着いたときには雨もあがり登ることにしました。帰りに降りてくる爺ケ岳登山口に駐車し、15分ほど歩いて、扇沢の針ノ木岳登山口に行き、9:10分登り始めました。

この前の広場に駐車、ここに下山しました 針ノ岳登山口

 3回ほどバス道路を横切り、緩やかに登ってゆくと、大沢小屋に出ます。アイゼンが無ければここで貸してくれます。小屋を過ぎてしばらく行くと雪渓下部に取り付きます。いよいよ大雪渓の登りです。特に定まった道はありません。好きな所を歩いていっても何ら危険はありません。雪渓上部までかなり歩き応えがあります。針ノ木雪渓は日本3大雪渓(白馬、剣沢)ですが、白馬大雪渓ほどの賑わいはありません。    

大沢小屋 雪渓下部の取り付き
これから登る雪渓 雪渓を行く

 雪渓上部から針ノ木小屋のある針ノ木峠まではまだまだ急登が続きます。かなり滑りやすい斜面です。ここで大変疲れてしまいました。へとへとで小屋に着きました。時刻は丁度14時です。予定では片道1時間の蓮華岳に行くつもりでしたが、それどころではありません。手続きをして布団へもぐりこみました。今日は5時間15分歩いただけで、長く歩いたわけではありません。1時間ほど寝たら回復しました。蓮華岳は翌日にしました。
 雨には全くあいませんでした。

針ノ木小屋 針ノ木峠より鷲羽岳方面の山

 翌日は朝5時に出、蓮華岳に行きました。この山はピストンをします。今日も天気はあまりよくありません。蓮華岳はコマクサで有名です。今が丁度盛りです。

蓮華岳 蓮華岳頂上
コマクサ コマクサの群落

 針ノ木小屋まで戻り、針ノ木岳に向かいます。1時間ほどで頂上です。さらに1時間ほどでスバリ岳に着きました。スバリ岳を越えて行きます。黒部湖が見え出しました。  

針ノ木岳頂上 スバリ岳頂上
針ノ木岳を振り返る 黒部湖

 スバリ岳から2時間20分で赤沢岳頂上に着きました。今朝登った蓮華岳、針ノ木岳がよく見えます。さらに赤沢岳から1時間ほどで鳴沢岳に着きました。

赤沢岳頂上 蓮華岳(左)、針ノ木岳、鞍部は針ノ木峠
赤沢岳を振り返る 鳴沢岳頂上 向こうに赤沢岳

 岩小屋沢岳を経て、16時40分種池山荘に着きました。今日はここに泊まります。11時間余歩きました。

岩小屋沢岳 種池山荘

 3日目は素晴らしい天気に恵まれました。360度すべての山が見渡せます。眼前に歩いてきた山々、その右に立山、左には中央アルプス・南アルプス、さらに富士山、八ヶ岳が見えます。反対方向には鹿島槍、爺ケ岳が近くに迫って見えます。
今日は下りるだけです。朝食は5時に済ませています。近くを散策し、山を堪能しました。雷鳥も小屋近くで見られました。小屋は100人ほどでしたが出発は一番最後くらいになり6時半に出ました。

歩いてきた蓮華岳(左)、針ノ木岳(中)、赤沢岳(右) 赤沢岳(左)、鳴沢岳(中)、立山(右)
雲海の向こうに富士山(中)、八ヶ岳(左)、南アルプス 立山、右が雄山
双耳峰の鹿島槍ケ岳 爺ケ岳
雷鳥の親子 種池山荘を後にする

 心配した天気も最終日には恵まれ、山をじゅうぶん楽しむことができました。この時間降りる人はほとんどなく、登ってくる人には大勢と出会いました。2時間半で登山口へ降りました。

動画です。


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