姫越山(ひめごやま)503m
登った日 平成15年3月12日(水)    晴                          2人
登り口 三重県  大紀町  錦
道順 豊橋ー豊川IC−(東名・湾岸・名阪・伊勢)−紀伊長島−錦登山口   3時間30分
登り時間 登山口ー(50分)−爺ケ塚ー(30分)−姫越山   上り時間:     1時間20分   
頂上 太平洋、芦浜の磯
地図

この姫越山は悲しくも哀れな伝説を持つ。源平合戦の頃、この山をあえぎながら登ってゆく姫様と年老いた武士がいた。落人の身で慣れぬ山道、峠で姫様は一歩も歩けなくなってしまった。お供の老武士は急ぎ谷に下り、水を持って峠に戻ってきたときは、姫様はすでにこと切れていた。そして老武士も姫様を追って自ら命を絶った。いまでもその塚が立つ。
今は高速道路が気勢大内山まで延びているが、このときは勢和多気までであった。登山口はコンクリートの階段を上ったところで、案内板もあり分かりやすい。車はちょうど路肩に置くことができた。少し登ったところが展望台となっており、錦漁港がよく見えた。道はほとんど雑木林で展望もない。平坦な道を過ぎてしばらく行くと、伝説の爺ケ塚があった。さらに行くと姫塚がある。
登山道は石の多い道となり、頂上に着いた。展望がよく眼下に太平洋、芦浜の波打際がよく見える。あたたかく気持ちのよい頂上だ。
しばらく居て下りも同じ道を戻った。誰にも会わなかった。鳥羽からフェリーでゆったりと帰った。
姫越山は穏やかで1年中登られ、ハイキングの山である。

姫越山頂上

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