硫黄岳(いおうだけ)2760m
横岳(よこだけ)2829m
登った日 平成20年9月1・2日(月・火)    曇・晴                          単独
登り口 長野県  茅野市  赤岳山荘
道順 豊橋ー治部坂−飯田山本IC−諏訪ICー美濃戸ー赤岳山荘    4時間   
登り時間 赤岳山荘駐車場−(5分)−美濃戸山荘登山口(55分)−林道終点−(1時間5分)ー赤岳鉱泉ー(2時間)ー赤岩の頭ー(35分)ー硫黄岳−(20分)ー硫黄岳山荘(泊)ー(50分)ー横岳−(1時間)ー赤岳天望荘−(5分)−地蔵分岐ー(1時間)−行者小屋−(2時間10分)ー美濃戸山荘
  登り時間: 硫黄岳  4時間40分、    横岳  5時間50分
頂上 富士山、南アルプス、金峰山、八ヶ岳の山々
地図

 このところ雨の日が続いています。天気予報で雨マークのなかった2日間を八ヶ岳中部の山に行ってきました。通勤割引を利用し、9時20分赤岳山荘駐車場に着きました。ここは駐車場がどこか迷います。知らないと美濃戸口に置き、登山口まで1時間ほど歩くことになります。美濃戸山荘は以前は同系の赤岳天望荘に泊まれば駐車料無料ということでしたが、今は美濃戸山荘宿泊者のみということでした。赤岳山荘駐車場に1泊2千円で置きました。登山口は北沢コースと南沢コースとありますが、北沢コースから一周することにしました。     

赤岳山荘の駐車場 美濃戸山荘前の案内板

 北沢コースははじめは車の通れる林道です。1時間ほど歩いて、林道終点の堰堤広場に着きました。沢の橋を渡り、ここから登山道となります。今日は曇っており、霧でまったく展望が利きません。しかし近くのせせらぎや苔むした岩を楽しめます。何回もしっかりした橋を渡り返し、赤岳鉱泉に着きました。ちょうど12時でしたので、テラスでおにぎりを食べました。今日はおいしく食べられました。  

林道終点から登山道へ 途中の沢のせせらぎ
八ヶ岳特有の苔 赤岳鉱泉

 ここからは長い上りが始まります。展望が利かない樹林の急登を行きます。大変疲れたころ稜線に出ました。頂上だと思ったら、ここは赤岩の頭(あかいわのあたま)というところでした。まだまだ登らなければなりません。ときどき霧の中に硫黄岳の山容や巨岩奇岩が見えます。岩の間を登って行くとやっと頂上に着きました。標準時間よりはかなりのオーバーです。晴れていれば360度の展望ということですが、まったく見えません。  

赤岩の頭 硫黄岳
硫黄岳の奇岩 硫黄岳頂上

 頂上は寒く雨も降ってきました。合羽を着、写真を撮ってすぐに下りようとしましたが、方向がわかりません。そのためにここは大きなケルンが登山道に沿って造ってありました。
 今日は赤岳天望荘の泊まりを考えていましたが、もう15時近くでとても無理なようです。硫黄岳山荘に泊まることとしました。今日最初の客となりました。このあと女性が一人、そのあと男性二人と女性一人の3人グループが来ました。今日の宿泊客はこの5人でした。
 夜には霧も晴れ、小屋の近くの小高いところに登り、5人で和気あいあいと硫黄岳や横岳の山影を見たり、諏訪や茅野の街明かりを眺めたりしました。    

ケルンの立つ登山道 硫黄岳山荘
硫黄岳山荘入口の記念碑 クリックしてください ガラガラの山小屋の中

  翌日は5時半食事、6時に出発しました。今日は快晴です。さっそく横岳に向けて歩き出しました。硫黄岳、横岳などよく見えます。横岳へは鎖場があります。慎重に渡りました。横岳へは小屋より1時間ほどで着きました。

硫黄岳と右下に硫黄岳山荘 これから登る横岳
横岳の鎖場 横岳頂上

 横岳からは赤岳が眼前に見えます。その右に阿弥陀岳、その間には南アルプスが見えます。
 横岳の山頂を下って行きます。また鎖場があります。振り返ると登ってきた横岳、硫黄岳、その向こうに蓼科山が見えます。     

横岳より赤岳(左)、権現岳、編笠山、阿弥陀岳。
奥に南アルプス
横岳を下った岩峰より見る横岳(右)、硫黄岳(中)。奥に見えるのは蓼科山

 いくつかの岩峰を超えて行きます。赤岳がどんどん近づいてきます。行者小屋も見えます。行者小屋への分岐を過ぎると赤岳天望荘に着きました。時刻は8時半です。赤岳へは登るつもりで歩いてきました。しかし霧がどんどん上がってきています。赤岳天望荘に着いてから10分後には、まったく霧に包まれてしまいました。これでは頂上に立っても何も見えません。すでに赤岳は登っているので止めることにしました。霧はこの後晴れることはありませんでした。

近づいてきた赤岳。中腹に見えるのが赤岳天望荘 行者小屋が下に見える
赤岳天望荘に着いたときの赤岳 着いてから10分後の赤岳は霧の中

 行者小屋への分岐まで戻り、地蔵尾根を降りました。この道は大変よく手が入れられており、歩きやすくなっていました。行者小屋ではちょうどヘリコプターが来て荷降ろしをするところでした。行者小屋からは長い南沢を歩いて登山口の美濃戸山荘に戻りました。

地蔵尾根分岐 ヘリコプターの荷降ろし。大きいのは冷蔵庫
行者小屋 美濃戸山荘

 八ヶ岳はこんな天気が続いているようです。朝のうちは晴れてすぐに曇ってしまうようです。しかしこれだけ山が見られたのは運のよいほうでした。時刻はちょうど12時でしたのでゆっくりと帰りました。杖突峠のソバ屋で遅い昼食のざる蕎麦を食べました。

動画です。

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