登った日 |
平成24年7月27日(金)・28日(土) 晴 単独 |
登り口 |
長野県 松本市 上高地 |
道順 |
豊橋ー豊川IC−松本IC−沢渡ー(バス)ー上高地 沢渡: 4時間30分、 246km |
登り時間 |
上高地−(50分)−徳本峠入口分岐−(2時間35分)−徳本峠小屋(泊)−(1時間25分)−ジャンクションピーク−(40分)−小湿地−(2時間30分)−K1ピーク−(35分)−K2ピーク−(35分)−霞沢岳頂上−(1時間)−K1ピーク−(2時間35分)−ジャンクションピーク−(50分)−分岐−(2時間35分)−徳本峠入口分岐−(50分)−上高地 霞沢岳:9時間10分
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頂上 |
奥穂高、前穂高、西穂高、明神 |
地図 |
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厳しい山なので見送っていた霞沢岳に登り、ウェストンが絶賛した徳本峠(とくごうとうげ)からの穂高を眺めたく、天気の安定している今日出掛けました。5時前に家を出、上高地には10時頃着きました。
河童橋は相変わらず賑わっています。明神館を経てすぐに徳本峠入口分岐です。徳本峠の方に行く人はいません。徳本峠小屋には宿泊予約を入れておきました。小屋は2010年に新しくなりましたが、満員でやっと古い方に割り当てられました。
途中降りてくる人に何人か出会いました。その中の1人の方が予約なしでは断られ、引き返す途中ということでした。時刻は13時頃です。小屋の定員は30名で、今の時期はかなり混んでいるようです。
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上高地の河童橋 |
徳本峠入口分岐 |
小屋には13:20分頃着きました。徳本峠入口分岐から2時間35分かかりましたが、標準時間は2時間20分なので小生にとっては快調に歩けました。天気もよく、登る途中でも素晴らしい穂高の山が眺められました。
徳本峠は小屋のすぐ上が展望台となっており、穂高の山々が一望できます。時間がたっぷりあるので飽かずに山を眺めていました。ゆったりでき至福のときです。
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徳本峠小屋 |
徳本峠からの穂高 |
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奥穂高、明神、前穂 の近景 |
西穂高の近景(中) |
2日目は霞沢岳まで行き、上高地まで降りる予定です。かなりきつい行程なので、朝はまだ暗い4時に小屋を出ました。霞沢岳へは小屋から直接行ける道があります。電灯が無ければ歩けません。4時半頃明るくなってきました。
標準時間より30分ほど遅れ、ジャンクションピークに着きました。時刻は5:30です。南側が開けて展望がよくなっています。南アルプス、中央アルプス、富士山、八ヶ岳など見えるということですが、霞んでいて見えません。
さてここからが、帰りに苦労をするところです。標高差167mを下ります。最低鞍部は水が溜まった湿地帯で、近くにはお花畑もあります。
この湿地帯からK1ピークの間には5つの峰があります。木にペンキでP1、P2・・・と書いてありますが峰かよく分からないところもあります。P5の手前はガレ場の急登で疲れました。
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ジャンクションピークの表示板 |
ジャンクションピークから南側の展望 |
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最低鞍部の湿地帯 |
P5からK1ピーク |
さて一番きついK1ピークへの登りです。丸太で階段は作ってありますが、ロープを頼っての急な上りです。喘ぎ喘ぎでK1ピークに着きました。曇っていて展望はよくありません。焼岳が初めて見えました。奥穂は雲の中、これから行くK2ピークと霞沢岳が絶望的に控えています。
気力を振り絞ってK2ピークへと歩を進めました。下りはよいのですが、上りは遅々として歩が進みません。標準の2倍の時間はかかってK2ピークへ着きました。
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K1ピークに到着 |
焼岳 |
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K2ピーク(手前)と霞沢岳 |
K2ピークでは奥穂高も見え始めました |
いよいよ最後です。また2倍の時間かかって待望の霞沢岳の頂上に着きました。このときを合わせるように雲もなくなりました。素晴らしい展望です。狭い頂上はグループ登山の人で賑わっています。時刻は9:45です。小屋を出てから5時間45分でやっと着きました。
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霞沢岳頂上、後ろは奥穂高、前穂高 |
頂上の賑わい |
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霞沢岳頂上から奥穂高、吊り尾根、前穂高 |
霞沢岳頂上から焼岳 |
さあこれから下山です。K峰ピーク、P峰ピークなどアップダウンが多いので、下山といっても何回も上り下りがあります。しかし鞍部に下りたときなど、斜面を昇ってくる涼風のなんとも言えぬ心地よさに疲れが癒されます。
ジャンクションピークへの上りは高度差167mをなんとか頑張りました。ジャンクションピークからは下りばかりとなります。しかし昨日登ってきた道を上高地まで歩かねばなりません。最終バスに間に合うよう時間が気になります。
下りや林道歩きは普通に歩けます。上高地に着きました。時刻は17:50でした。河童橋は数人だけになっていました。今日は14時間歩きました。黒部五郎岳のときに匹敵する時間でした。
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帰りにもう1度K1ピークから、霞沢岳、K2ピークを振り返りました |
帰りのときの河童橋 |
沢渡(さわんど)についてしばらくすると雨が降ってきました。天気もよく運のよいこともいくつかあって、かなりきつい山歩きでしたが、充実感・達成感を味わいました。これから車で豊橋に戻ります。それほど苦にはなりません。家には奈川、木祖村を通り23:40に着きました。
霞沢岳動画です。