北穂高岳(きたほたかたけ)3106m 
登った日 平成21年9月5(土)・6(日)・7(月)    快晴                          単独
登り口 長野県  安曇野市  上高地
道順 豊橋ー豊川IC−松本IC−沢渡ー(バス)ー上高地          4時間30分
登り時間 上高地−(40分)ー明神館ー(50分)−徳沢園−(1時間)ー横尾ー(1時間25分)ー本谷橋ー(2時間35分)ー涸沢小屋(泊)(4時間−北穂高岳ー(3時間)−涸沢小屋ー(10分)−涸沢ヒュッテ(泊)(2時間25分)−横尾−(1時間)ー徳沢園−(1時間)−明神館ー(1時間)ー上高地
  北穂高岳:10時間30分      
頂上 北アルプスの山々、立山、後立山
地図

今年は夏の盛りには山に行けませんでした。去り行く夏が惜しく、やっと追うようにして行って来ました。北穂高岳は北アルプスの主峰の中では登っていない山でしたので、ずっと登ろうと思っていた山です。10月初旬の紅葉の頃がよいと思うのですが、混雑と寒さを思うと身が引けてしまい、高速千円と天気晴れマークとなった今日出掛けました。
3:50に家を出、上高地には8:40に着きました。天気もよく土曜日で河童橋も賑わっています。明神館を経て徳沢園に着きました。徳沢園のテント場も賑わっていました。

上高地の河童橋を出発 徳沢園のテント場

徳沢園あたりからは観光客は少なく登山者が主となります。平坦な広い道が横尾まで続きます。横尾に着きました。11時40分でしたので、ここで昼食のおにぎりを食べました。ここから目前の横尾大橋を渡って涸沢に行きます。

横尾 横尾大橋

横尾からも歩きやすい道がしばらく続きます。やがて左に巨大な屏風岩が現れます。屏風岩の右には北穂高岳も見えてきました。この岩を見ながら1時間半ほど行くと本谷橋に出ます。河原で休息している人が大勢います。 

屏風岩と右に北穂高岳 本谷橋

石の登山道を登って行きます。歩きやすいように石が組まれており助かります。樹林帯を抜けると、涸沢の雪渓が見え始めます。やや急な石の道なのでゆっくり登って行きます。涸沢に着きました。色とりどりのテントがたくさん張られています。今日は涸沢小屋泊まりです。涸沢小屋から雪渓とテント場が一望できます。また正面には前穂高と吊り尾根が見えます。  

涸沢が見えてきました テント場の賑わい。奥は涸沢ヒュッテ
雪渓とテント場(涸沢小屋から) 前穂高岳と吊り尾根。右下は涸沢小屋

翌日は5:10小屋を出発しました。今日もよい天気です。急な上りが続きます。クサリ場、ハシゴが2箇所あります。登るに連れて周りの山々がよく見えてきます。    

左に奥穂高岳、右に涸沢岳、鞍部に穂高岳山荘が見えます 大天井岳から常念岳の山々
左に前穂高岳,右に奥穂高岳 北穂高岳頂上間近。北穂高小屋も見えます

北穂高岳の頂上に着きました。4時間も掛かってしまいました。素晴らしい展望です。昨年登った槍ケ岳がひときわ目立ちます。 風も無く天気に恵まれ、山々の展望を堪能しました。   

北穂高岳頂上、後ろは槍ケ岳 水晶・薬師方向の山々
笠が岳(左)、抜戸岳 後立山方向、右下は北穂高小屋の屋根

来た道を戻ります。多くの登ってくる人と挨拶を交わしながら、ゆっくりと降りました。北穂高岳から涸沢岳・奥穂高岳へ行く人が多いようです。
涸沢に降りてきたのは12:30でした。だいぶ疲れたのでここでもう一泊し涸沢を楽しむことにしました。今度は涸沢ヒュッテの方に泊まることにしました。テントの数も少なくなっていました。これは昨日までの3日間、涸沢フェスティバルが開かれていたと言うこともあるようです。

涸沢ヒュッテからのテント場。奥は涸沢小屋 涸沢ヒュッテのテラス

さらに翌日は雲ひとつ無い絶好の日となりました。朝日に輝いて山がよく見えます。こういう光景をモルゲンロートと言うようです。朝焼けという意味で、モルゲンとはドイツ語の朝という意味だそうです。因みに夕方はアーベンロートと言うそうです。山には独特の呼び方が多くあります。 

モルゲンロートの涸沢岳(涸沢ヒュッテより) 北穂高岳と涸沢小屋 

来た道を戻りました。紅葉はまったく気配もありません。真っ青な空に山が映えて見えます。多くの登山者とすれ違いながら、横尾・徳沢園から明神池のほうを通り上高地に着きました。三日間とも素晴らしい天気に恵まれ山を楽しむことができました。 

横尾からの明神岳 上高地に着きました

動画です。

 トップページ