登った日 |
平成19年9月3日(月) 雨 単独 |
登り口 |
北海道 新得町 短縮登山口 |
道順 |
豊橋ー中部国際空港ー女満別空港ー知床(泊)ー羅臼岳ー標津ー士幌ートムラウシ温泉(泊)ー短縮登山口 |
登り時間 |
短縮登山口ー(5時間40分)−トムラウシ 5時間40分 |
頂上眺め |
十勝・日高の山々、石狩、ノペソツ、大雪の山々 |
地図 |
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いよいよ百名山最後の山である。昨日は羅臼岳に登り、長距離走って、トムラウシ麓の東大雪荘に来た。ここには2日間泊まる。カミさんはこの温泉でゆったりしているという。それもいいものだ。このトムラウシ温泉東大雪荘は7割〜8割ほどは温泉客のようである。
まだ暗い中4:00に東大雪荘を出た。車で短縮登山口に行き、4:25登り始めた。このとき登り始めたのは女性二人とマイクロバスで来ているツアー客であった。
すぐに雨が降り始め、上下の合羽を着る。周囲の山は見えていたので、雨は上がると思ったが、結局一日中降られた。ごく近くが見えるだけで、周囲の様子は分らない。ひたすら歩くのみだ。
霧・雨の中を登る |
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案内標識 |
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標示もあまりなかったのか、気が付かなかったのか、どこを歩いているのかもよく分らなかった。大下りがあり、沢がある。この沢はコマドリ沢であろう。ここで我々より先に出発したであろう、もう一組のツアー登山客が朝食をとっていた。沢沿いの急登を行くと岩場となり、草原に着いた。ここがどうやらトムラウシ公園らしい。霧の中にぼんやりと奇岩・巨岩が見える。上に行くにつれて、雨・風が強くなり寒い。耐えながら登る。
カムイ天上 |
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岩場の道 |
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やっと頂上に着いた。これで百名山登頂を達成した。写真を1枚撮ったところで、雨でカメラも動かなくなってしまった(後で見たらこの1枚も写っていなかった)。こんなこともあろうかと使い捨てカメラも持ってきた。しかし、すぐにツアーの登山客が上がってきて、狭い頂上もいっぱいとなり、カメラを出している間に標識も占領されてしまった。20人以上は居りそうで時間がかかる。雨・風と寒さで長く居れない。
とくに寒いのには閉口し、写真も撮れずに早々に降りた。何か区切りをと思って、百名山完登と書いた紙を持ち、頂上標識を入れた写真を撮ってもらおうと思ったが、それどころか頂上標識の写真さえも撮れなかった。それでもと思ってトムラウシ公園まで降りてきて、居合わせた同時出発した女性に、紙を持って写真を撮ってもらった。
トムラウシ公園で |
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下りはほっとし、ゆっくり歩いた。ときにはひどく降る雨の中を、水浸しとなって15:40登山口に着いた。一番肝心なこの山の頂上写真が撮れなかったのが残念である。水に強いデジカメがほしいものである。また、前後の天気がずっと良かったのに雨の一日に当たってしまった。逆のこともある。山をやっていればこんなことはあることだ。
トムラウシが百名山最後の山であるのは計画したわけではない。百名山は登れる山から登っていった。羅臼岳は3年前に来たが、雨で断念したので2つが残った。やっと念願を達成したわけである。
宿に戻り温泉に飛び込んだ。生き返った心地であった。極楽極楽。
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