住宅・水道工作物


T.住宅科へ入学

大工は小生のあこがれです。木工より大きいものにも触れてみたく、木工科を卒業した翌年、住宅科に入学しました。

建築・塗装・クロス張り・CAD・インテリア・福祉コーディネーターなどが内容でした。

小生は特に建築関係に興味を持っていたので、木造建築の構法には奥深いものを感じました。
住宅模型 CAD画面
住宅科で工作した住宅模型 左の住宅模型のCAD画面

塗装・クロス張りは実技中心でした。これも興味があり大変役に立ちました。

CADは新鮮でした。新しいことを知る喜びを感じました。なんとか最終図まで描くことができるようになりました。


U.住宅工作物

1、ペンキ塗り

塗装面の汚れ取り、養生(塗料飛散防止のための施し)、下塗りフィーラー、中塗り、上塗りと進めて行きます。

家のひさしや屋根の塗装をしました。2階の屋根を塗ったのはやりすぎでした。今から思うとぞっとして、冷や汗がでます。また実家の玄関面の塗装をしました。汚さないよう養生をしっかりとして行いました。

2.床張り

これは住宅科入学以前でしたが、実家の台所の床張りをしました。

実家は築100年程で台所は土間でした。まず土台にブロックを、水を通したホースを使って20箇所ほど水平になるように置きました。

そこに12cm角ほどの大引けを6本置きました。その上に約5cm角の根太を30cm間隔で打ち付けました。そこに床面となる合板のブロック板を敷いてゆきました。

あとは框の部分や壁面との接するところを細工して仕上げました。
台所の床張り

3.踏み段と手すり

また実家の上がり框は高いので、踏み段と手すりを設けました。手すりはトイレ、風呂、段差のあるところにも付けました。
踏み段と手すり


4.床の間の改造

仏壇を置くために、床の間を改造し、上に天袋(和室上部に設ける戸棚)を設置することにしました。

まず天井と鴨居の間のボードを砕き、鴨居を外します。床柱の上部に削り込みをいれ、敷居をはめ込みました。

廃材を利用し、角材を3面の柱に釘で打ち付けました。

天井の廻り縁の設置は枠組の角材に削り込みを入れ、木ネジで引っ張ることにしました。

天袋の床面はベニヤの板を張り、ぞうきん摺りも付けました。

床柱の削りこみの補修や釘穴の補修などして出来上がりました。


ブログ

Dsc04727

Tennjou

床面の枠組み

仏壇置き場の天井・廻り縁

Zoukinnzuri

Tennbukuro

天袋の中

完成後に仏壇を置く



V.水道工作

1、水道蛇口増設

家の裏側に蛇口を設けました。玄関側に蛇口があるのでそこから分岐し、管を引きました。

塩ビ管を換気口から入れ、床下を通します。しかし基礎のコンクリート部分に遮られ直通できません。

床下に入り、継ぎ手で塩ビ管の方向を変えながら、家の裏側に出しました。

新しく設けた蛇口に継ぎました。凍結もあるので分岐には栓を設けておきました。


既存蛇口からの分岐
管は喚気口を通す

新設蛇口

2、トイレタンク内修理

大分前からトイレのタンク内で水が落ちる音がしていました。もうひとつ便器内に少し水が流れ出ていました。

水が落ちるのはピストンバルブの弁のパッキングの破損と見当をつけ、このパッキングを交換することにしました。水まわりでの水漏れはパッキングが駄目になっていることが多くあります。パッキングを交換しました。

トイレタンク内のボールタップの部分

今度は便器内に少し水が流れ出ているのを直します。

右写真で上は新しい浮きゴム、下は古い浮きゴムです。古いほうは表面が溶け、ざらついています。このくらいだともう水が漏るようです。これを交換しました。

Dsc02628
 

上が新しい浮きゴム(表面が滑らか)、下は古いほう(ざらついている)

                         

W.換気扇設置
2階トイレに換気扇が無かったので取り付けました。内壁、外壁にドリルで丸く穴を開け、打ち抜きました。

内壁、外壁間は塩ビ管をその長さに切って使いました。
換気扇 換気扇外 塩ビパイプ
外壁に雨除けを着けました。隙間から雨が入らないよう気をつけました。換気扇用コンセントも付けました。 換気扇 外壁の雨除けフード 使用した塩ビ管



X.室内洗濯物干し場の設置.

当家の洗濯機は乾燥機が付いていないので、雨が降ると洗濯物干し場に困ります。そこで洗面所に干し場を作りました。いろいろな廃品器具を組み合わせて作りました。

まず天井に2つのカーテンレールを付けました。カーテンレールを使ったのは竿が移動できるようにするためです。

幅はとくに関係しないので、とにかくしっかりと天井に固定されるよう、木のある丈夫なところを探し、ネジで多くの箇所を留めました。
天井に取り付けたカー
テンレール
カーテンレールと鎖は
フックでとめました
竿は金属の鎖で吊るしました。鎖の上はフックでカーテンレールの移動部品に引っ掛けました。

竿はポールを利用しました。
高さを自由に変えられないのが残念です。
カーテンレールから竿
は鎖で吊りました
竿は移動できるように
しました


Y.計量米櫃の改良

計量米櫃の2合のところを1.5合に改良しました。米櫃を分解し、計量容器の部分を取り出し、2合の升を0.5合分狭くします。

狭くするのに灯油を移す時に使うポリエチレンで出来たノズルの蛇腹のところを利用しました。

蛇腹の部分がだんだん太くなっており、丁度0.5合分切り取れました。これを軸に通します。戻る力で容器にぴったりはまります。

米の入口や出口を塞ぐこともなく、また蛇腹の中にコメが入ることもありません。
うまく出来ました。
改造図 蛇腹を切り取ったあとのノズル




Z
.手すりの設置
.

風呂の窓の下に手すりを付けました。

大変付けにくい場所ですが、壁の裏に板を入れることにしました。

横にリモコンがあり、その下のタイルにドリルで穴を開け打ち抜きました

その穴より板を入れました。

出っ張りがあったり、タイルを抑える金具があったりして、大分苦労をしました。

リモコンは裏にスポンジを付け 壁とリモコンはシーリングしました。

手すりは絶対安全が大事です。80kgには耐えることが出来ると思います。

設置した工事後の手すり 準備したもの

タイルにドリルで穴開ける

板を入れ手すり支持具を取り付けた

Z.台所混合栓取り換え.

古い混合栓を自在スパナで外しました。

取り付け穴に新しい混合栓の取り付け部品を付けました。


取り付け部品に混合栓を付けました。

水道と混合栓を接続しました。
取り外した混合栓の締め付けナット部分 新しい取り付け部品
水道との接続 新しい混合栓

Z.小型建設機械特別教育修了証.

工事現場を見るのが好きです。大型機械を使っての工事なら、お弁当を持って1日見ていてもおそらく飽きないことでしょう。

木工科のとき、小型建設機械の講習会があったので、受講しました。

小型車両系建設機械は機体重量が3t未満のものをいい、履修合計時間が13時間の学科と実技の講習を受けると修了証が交付され運転ができます。これは試験ではないので、受講さえすれば交付されます。

実技講習は図のような建設機械を操作しました。初めて建設機械を運転しましたが、いい気分でした。
バックホウ ホイールローダー
ブルドーザー 特別教育終了証

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