ユングフラウ観光とハイキング、登山鉄道を利用しラウターブルンネンへ
ユングフラウ観光です。登山鉄道を乗継ぎ、ヨーロッパ最高地点にある鉄道駅ユングフラウヨッホに行きます。 グリンデルワルトで8:17発の登山電車に乗り、クライネ・シャイデックで乗り換えます。 クライネ・シャイデック駅からはなんとアイガー、メンヒの岩を貫き、8割はトンネルです。 |
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乗り換えのクライネ・シャイデック駅 | 登山鉄道のアプト式レール | |
登山鉄道は途中展望スペースのある2つの駅に5分停まります。 2つの展望駅はアイガーヴァント駅2865m、アイスメーア駅3160mです。 岩をくり貫いて駅を造り、展望窓を設けて景色が見れるようになっています。 展望窓からは4000mの山々や氷河を望むことができます。 |
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利用した鉄道、駅などのみを描き、他の登山鉄道、ロープウェイ、リフトなどは省略してあります。 | ||
上の展望駅アイスメーア駅が1905年、邦暦でいえば明治38年に出来たというのですから驚き以外ありません。 工事は予期せぬ事故もあり、1899年には爆発事故で6人が犠牲となりました。 |
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トンネルの中に設けられた展望スペース | 展望スペースからの眺め | |
終点ユングフラウヨッホ駅もトンネルの中にあります。この駅は1912年にできました。鉄道駅ではヨーロッパ最高峰の3454mにあります。 スフィンクス展望台へは高速エレベーターに乗って27秒で上がります。 スフィンクス展望台は標高3571mにあり、メンヒ、ユングフラウの山々や氷河が間近に見られます。360度のパノラマは圧巻です。 |
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スフィンクス展望台(中上) | スフィンクス展望台からのメンヒ | |
氷河を掘って1000平方メートルの空間が造られ、氷の彫刻が並ぶアイスパレスがあります。1934年に出来ました。 アイスパレスは2人の山岳ガイドが氷河を30m掘って造られた氷の宮殿です。 常にマイナス3度に保たれ、年に15cmほどずれが生ずるため、都度補修されています。 |
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スフィンクス展望台からのユングフラウ | 氷の彫刻が並ぶアイスパレス | |
氷河の高原プラトーがあります。国境を越えて広がるアルプスの山々が見えます。 今日はやや曇っていますが、ユングフラウやアレッチ氷河も見えます。 100年も前にこのような過酷な場所に、壮大なルートを作ったことには、ただ感嘆するばかりです。 アイガー、メンヒ、ユングフラウはユングフラウ3山と呼ばれています。 |
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氷河の高原プラトー 後方はメンヒ | 氷河の高原プラトーからのメンヒ | |
帰りには、登山鉄道の乗り換え駅クライネ・シャイデックで降りて、来たときとは別方向の登山電車の1つ下の駅、ヴェンゲルンアルプまでハイキングをしました。 このハイキングはスイスアルプスをじゅうぶん堪能させてくれました。牧草地を行くのでお花畑が美しく、距離も短いので気軽に歩けます。 専門ガイドも同行し花や山の説明をしてくれました。 |
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クライネ・シャイデック駅からアイガー(左)、 メンヒ(中)、ユングフラウは雲の中 |
ハイキング中に撮影したスイスアルプスを行く 登山電車 後方はアイガー |
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ハイキングを終え、登山鉄道でヴェンゲルンアルプ駅からラウターブルンネン駅へ向かいます。この駅は行きの駅とは別の駅になります。1時間ほど掛かります。 ラウターブルンネンからバスで世界遺産の街ベルンに行き、バラ公園や美しい街並みを楽しみました。ラウターブルンネンから、2時間ほど掛かりました。 |
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ラウターブルンネン駅 | 世界遺産の街ベルン | |
世界遺産の街というのはベルンが1つだけということです。 旅行中で、ここだけで雨に降られました。 このあと、ベルンからは引き返し宿泊地ツェルマットへ向かいます。5時間ほど掛かるようです。 |
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ベルンのバラ公園 | ベルンの街並み | |
ツェルマットへの途中カートレインを利用しました。峠越えには時間が掛かるからです。4・5時間掛かるところを15分で行くそうです。 カートレインは日本にはないので大変興味がありました。運転手も写真撮影のため停まってくれました。 フェリーに乗るようなものでしょうか。一切固定などはありません。 |
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カートレインへ乗り込み | カートレインの車 | |
このバスの運転手は大変器用な人で、ヨーデル、ホルン、手品など披露してくれました。 ツェルマットでは2連泊します。マッターホルンの見える部屋が約束されています。 着いたときには曇っていて山は全く見えませんでした。 |
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バスの運転手のホルン | 着いたときのツェルマットの街並みと天気 |
ツェルマットの街はガソリン車乗り入れ禁止です。すべて電気自動車です。したがって1つ前の駅から電車でこの街に入りました。建物も規制があり、風景にマッチするようになっています。高さも1mでも規制範囲を越えることはできないようです。見習うことが多い街です。
夕食はホテルとは別のレストランで、レシュティ(ジャガイモ料理)とソーセージ料理でした。