高見山(たかみやま)1248m
登った日 平成22年1月30日(土)    晴                          単独
登り口 三重県  飯高町  高見峠
道順 豊橋ー豊川IC−(東名・湾岸・名阪・伊勢)−勢和多気IC−飯高−高見峠        3時間20分
登り時間 旧国道途中ー(30分)−高見峠ー(55分)−高見山        上り時間:55分(1時間25分) 
頂上 三峰山、倶留尊山、古光山、兜岳、鎧岳、大普賢岳
地図


 今日は天気が晴マーク、高速も千円ということで、朝5:00に家を出て高見山と烏岳に行ってきました。この時季の高見山は霧氷で人気があります。奈良県の近鉄榛原(はいばら)駅からは1月・2月の土・日・祝日にバス「霧氷号」が出ています。多いときはバスが10台以上出るということです。たいへん混むか、霧氷は見られるか、高見峠まで車は上がれるか、など気がかりでしたがとにかく出掛けました。
 高見山は古代から、山岳自然信仰の対象として崇拝されてきた名山です。神武天皇が東征の時、熊野から大和へ入る道筋として、高見峠を越えて入ったという説があります。高見山山頂にはその折、神武天皇の道案内をした「八咫烏建角命」を祀る「高角神社」(たかすみ)があり、神聖なる水の恵の神として信仰されています。
 高見山は旧国道の高見峠に登山口があります。トンネル手前を三重県側から旧国道に入りましたが、土砂崩れで通行止めでした。それでは奈良県側からは行けるだろうと思って、高見トンネルを通り反対側から入って見ました。しかしこちらも通行止めでした。そこに車を置き高見峠まで歩きました。土砂崩れ現場があり、途中小さな滝に氷が張り付いていました。30分歩いて高見峠に着きました。心配した雪はまったくありません。今年初めてスタッドレスに履き替えましたが、用なしでした。バス「霧氷号」で来た登山者は国道166号線の高見山登山口バス停から歩くようなので、通行止めには関係ありません。
 鳥居のある階段を登って行きます。急な登山道を行くと20分ほどで展望台に着きました。高見山が迫って見えます。

路肩へ駐車 小さな滝の水や飛沫が凍っていました
高見峠の登山口。この鳥居は力士の高見山が寄贈したということです 展望台からの高見山

 ジグザグの急な登山道を行くと頂上に着きました。頂上は少し雪が残っていました。神社、展望台、山名表示板などがあります。反対側の登山道から登ってきた人はバス「霧氷号」で来たということでした。全く霧氷はありませんが、いつもバスは出ているようです。頂上で会った人の話では、一週間前には三峰山(みうねやま)で霧氷が見られたということです。晴れていて展望もよく、山々が眺められました。

高見山頂上に残った雪 高角神社
展望台 倶留尊山(くろそやま)(左)、尼ケ岳(中)、大洞山(右) いずれも登りました
一昨年登った三峰山(1235m)も聳えて見えます 南側の台高山地です

 霧氷は、樹木に水蒸気や過冷却の水滴が凍結してできる氷層です。紀伊山地では高見山と三峰山が特に有名です。
 下りも来た道を戻りました。30人ほどと二組のツアー客に出会いました。車のナンバーを見るとほとんどが関西です。高見山は三重県と奈良県の県境にある山です。

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